お金持ちの家に生まれ育ち、大学を卒業して間もなく結婚。3人の子どもを授かるも離婚した。実家に出戻ったものの、父親の会社が倒産し、49歳で住む家を失った。ついには預金通帳の残高がほぼ0円に……それまでとはうって変わって赤貧生活に陥り、裸一貫で整体院で働くようになった。自分の力で人生を切り拓いてきたとき、今度は末期寸前のがんを患うことに。そんな波乱の人生を乗り越えて「今がいちばん幸せ!」と断言する『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)の著者が、毎朝起きるの楽しくなるライフスタイルを【人間関係】【食事】【睡眠】【健康】【メンタル】【ファッション】【インテリア】【パソコン】とテーマごとに紹介する。
※本稿は『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。
収納スペースが
少なくても大丈夫
私はあれこれ着まわすのが好きなので、「洋服をたくさん持っているのね」と言われることがありますが、そんなことはないんです。
そもそも1DKの団地住まいで、収納スペースは1間半のクローゼットがあるだけ。さほど収納スペースが広くないので、たくさんの服を持つことができないのです。
だから数をたくさん持つことよりも、1着の服を服の組み合わせやアクセサリー、ストールなどで変化をつけられるよう工夫を凝らします。
シンプルにして
奥深いアイテム
そんな私にも、「ここだけは譲れない」という服に対するこだわりがあります。こだわりの一つ目が、真っ白なシャツです。
私のクローゼットには、3枚の白シャツが欠かせません。いろいろと着こなせて登場回数が多いので、洗い替えも含めると3枚は持っていたいのです。
白いシャツって体に合っているとこの上なくかっこいいのですが、合わないとなると、とことんダサくなるアイテムだと私は思っています。しかも、似合うシャツって本当に少ないというシンプルにして奥深いアイテムなんです。
3枚の白いシャツは
すべて長袖のワケ
ちなみに厳選した3枚の白いシャツはすべて長袖です。そのほうがいろいろアレンジしやすいからです。
3枚の白シャツの中にはシンプルなものもあれば、ちょっとひねりのきいたデザイン性のあるものもあります。
ファッションの工夫で
脳活性にもつながる
そして、たいていの場合、そのまま着ることはありません。
袖の部分を体に対して斜めに結んでアクセントとして使ったり、片袖だけを通してもう片袖は体に巻きつけてみたり……「よくそんな着方を思いつきますね」と驚かれることも多いです。
こうして日々のファッションにクリエイティビティを発揮することも、ボケ防止につながっているのかもしれません。
※本稿は『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。