市場に吹くボラティリティーの「嵐」、いつ静まるかPhoto:Bloomberg/gettyimages

 週明けからの株式市場の乱高下は投機的取引の巻き戻しによって引き起こされているとみられる。バブルが崩壊したわけでも、経済的大惨事の前兆を意味しているわけでもない。だからといって、安心できない。

 6日の東京株式市場では日経平均株価は10.2%上昇し、1日の下げとしては1987年の「フラッシュクラッシュ(瞬時の相場下落)」以来の大きさとなった前日の下落分の半分以上を取り戻した。