持続性のある「まち」はどこか
4つの指標から見える実態とは
地域の過疎化や少子高齢化などの課題に対して、各地方自治体は地域の持続性を保つための対策を行っている。
この対策には、住民が幸福であり、住民が暮らしに満足を感じ、地域への愛着を感じ、ずっと住み続けたいと思う人が多いことが重要である。
ブランド総合研究所は、都道府県ごとに住民の幸福度や定住意欲度、住民の悩みや地域の課題などを数値化する調査『第6回幸福度調査2024』を実施。調査において地域の持続性に関する4つの指標(幸福度・生活満足度・愛着度・定住意欲度)の平均値を、都道府県の「持続度」として算出した。
4つの指標が高いほど「まち」の持続性が上がり、他県に移住したい人が少ないため、「消滅しないまち」と考えることができる。
今回は、この「持続度」に基づいて自治体に順位をつけた「消滅しない都道府県ランキング2024」を紹介する。
沖縄県が5年連続で1位
住民の「誇り」がスゴイ
「消滅しない都道府県ランキング」1位は、5年連続で沖縄県(74.1点)となった。2位は北海道(70.1点)、3位には大分県(69.4点)と続いた。