米アップルは9日開催した製品発表イベントで、新世代の「iPhone(アイフォーン)」を披露した。発表に当たり、基本ソフト(OS)の人工知能(AI)機能を前面に押し出した。新しいAI機能「アップル・インテリジェンス」は、新機種の「iPhone 16」と「iPhone 15 Pro」に対応。音声アシスタント「Siri(シリ)」改良版のほか、さまざまな文章作成や画像編集の機能を盛り込んだ。ティム・クック最高経営責任者(CEO)は、新型iPhoneは「アップル・インテリジェンスとその画期的な機能のために一から設計した」初めての製品だと説明した。iPhone 16シリーズのハードウエアの新機能は、新しいカメラと、指をスライドさせて機能を調整する新ボタン以外は限られている。