『ばけばけ』第102回より 写真提供:NHK
今日の朝ドラ見た? 日常の話題のひとつに最適な朝ドラ(連続テレビ小説)に関する著書を2冊上梓し、毎日レビューを続けて10年超えの著者による「読んだらもっと朝ドラが見たくなる」「誰かと話したくなる」連載です。本日は、第102回(2026年2月24日放送)の「ばけばけ」レビューです。(ライター 木俣 冬)
ヘブン、書くことができない
80円。
先日書いた泥棒の話の報酬として80円が支払われるという連絡だった。
大金に浮足立つ一同。
たとえ教師ができなくなっても、ヘブン(トミー・バストウ)には書く仕事がある。
「書くの 人ですものね」とトキ(高石あかり、「高」の表記は、正確には「はしごだか」)も誇らしい。
ヘブンは「書くの 人」として家族を支えると自信満々に誓う。
これで一安心。
フミ(池脇千鶴)が「ありがとう」と感謝。やっぱり「ありがとう」が大事。家長が一家を養うことを当たり前と思ってはいけない。
ちょっとホッとした感じで主題歌を聞きながら、「落ち込まないで〜諦めないで〜」いればきっといいことがあると思っていると、主題歌明け、ヘブンは教師をやっている。
蛇と蛙(渡辺江里子と木村美穂)のおしゃべりによると、松江中学のときよりも受け持ちが増えて大忙しなのだ。
授業以外でも、教員室に質問しに生徒たちが長蛇の列を成している。松江中学から倍額になったとはいえ、これで200円では割に合わなさそうだ。
大変なのはヘブンだけではない。作山(橋本淳)がふいに倒れた。学校がなくなるかもしれないと聞いてから心配で不眠なうえ、食欲もない。
そのためヘブンが作山の授業まで代わる羽目に。
いつもの不穏な劇伴。
帰宅しても学生の作文の添削をしないとならないヘブン。
忙しくて肝心の執筆活動ができない。
大変だ。これで学校がなくなってしまったら、原稿料も入らない。
しまいには「書けない!」と大きな声をあげる。







