米アマゾン・ドット・コムは、配達業務に従事するドライバーの間で労組結成を目指す動きが広がる中、ドライバーのために多額の投資を行っている。今年は配達サービス部門に約20億ドル(約2800億円)を投じる計画だ。一部は技術のアップデートにも充てられる。アマゾンのドライバーの全米平均時給は前年比7%増の22ドル(約3080円)近くに達する見込みだという。アマゾンは2018年以降、大半の商品配達において米国内の小規模事業者の協力を得ている。23年のドライバーの平均時給は20.50ドルだった。アマゾンのドライバーは「デリバリーサービス・パートナー」と呼ばれる地域の小規模事業者に雇用され、事業者が賃金を決定している。アマゾンは最低賃金を決めることしかできないという。今年の全米の最低時給は19.50~25.25ドルになるとした。
アマゾン、ドライバー賃上げ 労組結成の圧力で
ドライバーの時給は3000円近くに達する見込み
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