藤本美貴Photo:SANKEI

タレントのミキティこと藤本美貴は、ネガティブなことを言われたり、書かれたりしても、「ま、いっか」と何とも思わないという。芸能生活22年。荒波をくぐり抜け、「鋼のメンタル」と称されるようになった彼女が伝える、嫌な気持ちにさせられた時の対処法とは。※本稿は、藤本美貴『ミキティ語録 前しか見ない』(CCCメディアハウス)の一部を抜粋・編集したものです。

意地悪なことを言われても
上の立場になって受け止める

MIKITTY WORDS
嫌なことを言われても、同じレベルのステージには立ちません。気持ち的に上の立場になって、受け止める。

「1人だと、気楽でいいよね」とか、言わなくてもいいことをわざわざ言うのは、ちょっと嫌だなと思うんです。結婚していてもしていなくても、子どもがいてもいなくても、それぞれ一生懸命頑張って生きていけばいい。

 意地悪なことを言われたときは、言い返したくなります。でも、同じ目線で意地悪なことを返して、そこに何か生まれるのかなと考えたら、多分何も生まれない

 そういうときは、気持ち的に上の立場になって、「あ、なんか大変なんだな。頑張ってください」と思って受け止めましょう。そうすれば、相手から「すごい心広いな。この人には、かなわない」と思われるんじゃないかな。

 どうしても腹が立ったときは、「結婚って大変なんですね。しようかしないでおこうか、迷います」くらいは言ってもいいかも。

 事実は変わらないですよね。だから、子どもみたいに言い合ったりして同じレベルのステージには立たないほうがいい。一緒に意地悪になる必要は、まったくありません。