ひろゆきが「毎日がつまらない」と感じる人に好奇心を取り戻させる方法・ベスト1【書籍オンライン編集部セレクション】ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の代表作となった著書『1%の努力』では、その考え方について深く掘り下げ、人生のターニングポイントでどのような判断をして今のポジションを築き上げてきたのかを明らかに語っている。
この記事では、ひろゆき氏に気になる質問をぶつけてみた。(構成:ダイヤモンド社・種岡 健 初出:2021年9月26日)

世の中ではなく、あなた自身がつまらなくなっている

 みなさん、毎日、楽しく過ごせていますか?

 コロナ禍で家にこもっていると、鬱々とした気分になるかもしれません。「つまらないな」と思って毎日を過ごすことは、人生そのものと同じです。

 今日という1日をどう過ごすかが、100年の人生を過ごすことでもあります。

 だから、「退屈だな」と感じる人は、「あなた自身が退屈な人」なのです。「テレビがつまらなくなった」という人は、「テレビを楽しむことができなくなったつまらない人」です。「ごはんがおいしくない」と感じる人は、「ごはんのおいしさに気づけなくなったつまらない人」なのです。

 すべて、鏡のように反射して跳ね返ってきますよね。

悟りすぎていないか?

 毎日がつまらないと思っている人は、世の中を悟ってしまって生きていると言えます。

 どういうことでしょうか。

 それは、未知のことに「ワクワクすること」を無くしてしまっているのです。新しい食べ物は、「どうせ、あの味だろう」と思って食べてしまいます。新しい映画は、「どうせ、あの映画のオマージュだろう」と思って観てしまいます。新しい人は、「どうせ、あいつと同じような奴だろう」と思って接してしまいます。

 いずれも、「先入観」が出すぎているんですよね。

 人生経験を積むということは、先入観をどんどん作り上げて、好奇心を無くしていくことでもあります。そういったマイナスの側面があるんです。

 だから、老人はどんどん考えが狭くなっていきます。

「失った好奇心」を簡単に取り戻す方法

 ということで、好奇心を取り戻すには、どうすればいいのでしょうか?

 じつは、簡単です。

「地図を広げて、行っていないところを探す。行ってみる。歩いてみる

 それだけです。

 それをやり尽くしてください。

 一度だけ札幌に行っただけの人が、「私は北海道を制覇した」と語るようなことがあります。

 でも、そんなわけがありません(笑)。

 すみずみまで歩き尽くせるはずです。それは、地元だったり、いま住んでいるところでも同じです。

 まだ歩いていない路地があるはずです。まったく踏み入れたことのないエリアや道があるはずです。じゃあ、そこを歩いてみましょう。

 すると、必ず絶対に「発見」があります。どんなささいなことでもいいから、新しい発見を感じるはずです。

 それを1日1回でも感じてみてください。

 きっと、人生を楽しめる人になれます。退屈する人生から逃れるには、それがもっとも手っ取り早い方法でしょう。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。主な著書に、シリーズ累計56万部を突破した『1%の努力』『99%はバイアス』(ダイヤモンド社)がある。