グーグル広告に脅威、TikTokと生成AI検索に勢いPhoto:Emil Lendof/WSJ

 米アルファベット傘下グーグルは3000億ドル(約44兆6000億円)近い規模の検索広告事業を握っているが、その支配力に陰りが生じている。

 グーグルは事業の根幹であるこの広告市場の一角で、長年にわたり無類の強さを誇ってきた。だが人工知能(AI)やソーシャル動画を活用した新たなサービスが台頭したことで、業界の勢力図が変わる可能性がある。

 中国発の人気動画投稿アプリ、TikTok(ティックトック)は最近、ユーザーが検索したキーワードに基づいて広告主がターゲティング広告を出せる機能を導入した。グーグルの中核事業に真っ向勝負する形となる。