出ていくものが入ってくるものよりも注目されるのは、決して良い兆候ではない。世界的にも巨大な米テクノロジー大手は、少なくともこの状況に慣れてきているはずだ。いわゆるAI革命が始まって1年以上が経過し、最も目を見張る変化はキャッシュフロー計算書に表れている。マイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、グーグル親会社アルファベット、フェイスブックとインスタグラムの運営会社メタ・プラットフォームズの4社による今年上半期の設備投資は合計で1062億ドル(約15兆8000億円)に達した。前年同期比では49%増で、投資の大半は生成AI(人工知能)サービスに欠かせない米半導体大手エヌビディアのチップや他のインフラに向けられた。
エヌビディアまたも一人勝ちへ 米テック大手決算で
マイクロソフト・グーグル・アマゾン・メタの生成AI設備投資、大幅な増加続く見込み
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