1世代前なら、米国で最も評価の高いメーカーと言えば、インテルとボーイングが必ず上位に入っていただろう。
今はいずれも窮地に立たされている。半導体大手インテルは配当を一時停止し、人員と設備投資も大幅に削減。さらには買収の標的にもなっている。航空機製造大手ボーイングは墜落事故や飛行中のトラブルに関する調査、生産遅延、ストライキに見舞われている。会社分割や破綻もありえない話ではなくなった。
この5年間で両社の時価総額合計は半減した。これは株主にとっての試練にとどまらず、国家の災難となる可能性すらある。