手芸やスポーツ、料理などの話題に関心があるX(旧ツイッター)の新規ユーザーが、11月5日の米大統領選を巡り、共和党候補ドナルド・トランプ氏寄りの投稿や、選挙の信頼性に疑念を抱かせるような投稿に絶えずさらされている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の分析で明らかになった。WSJは政治に関係のないテーマにだけ関心を示すアカウントを作成したが、「おすすめ(For You)」フィードの投稿の過半数は党派的または選挙関連のものだった。民主党候補のカマラ・ハリス副大統領の陣営が最も頻繁に表示されたアカウントのトップに立ち、中西部ウィスコンシン州での集会でのトランプ支持者のやじを冷やかす投稿がWSJの全アカウントに表示された。そのほか最も頻繁に表示されたアカウント上位14件のうち、トランプ氏のアカウントを含む10件が右寄りだった。総合すると、トランプ支持派のコンテンツはハリス支持派のものの約2倍の頻度で表示された。