ジョー・バイデン米大統領はウクライナに対し、欧米諸国が製造した長距離兵器をロシア領内への攻撃に使用することを初めて容認した。複数の米当局者によると、これによりウクライナ政府はロシアからの防衛力を高めることができる。今回の決定は、ウクライナがロシア西部クルスク地域の拠点を標的にできることを意味する。ロシアはこの地域に5万人余りの兵力を集結させており、そのうち約1万人は北朝鮮の兵士だ。ウクライナ軍は今年に入り、この地域を制圧していた。複数の米当局者や協議に詳しい関係者によると、数千人規模の北朝鮮兵士が戦場に投入されたこと、想定されるクルスク地域での作戦によってバイデン氏が判断を変えた。これは、米紙ニューヨーク・タイムズが先に報じていた。関係者の1人によると、バイデン氏は14日に大統領としての最後の外遊の一つである南米訪問に出発する前に決定を下した。
バイデン氏、ウクライナにロシア領内への長距離ミサイル使用許可
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