またしても、だ。米連邦準備制度理事会(FRB)は5年連続で、インフレ率が目標値の2%に戻ると予想しながら、その道筋を複雑にする新たな混乱に直面している。最初は新型コロナウイルス禍の余波で、次はロシアのウクライナ侵攻、昨年はドナルド・トランプ米大統領による包括関税だった。最新のデータは、米国による中東での戦争が世界的に重要な海運ルートを混乱させる前から、米国のインフレ率の鈍化が足踏みしていたことを示唆している。この混乱はエネルギーなどコモディティー(国際商品)価格を押し上げ、FRBのインフレ目標達成をさらに遅らせかねない。今週の連邦公開市場委員会(FOMC)で参加者らは、数カ月前には考えにくかった問題に直面することになる。それは「次の利下げをいつ行うか」ではなく、「いずれ利下げがあると市場が信頼できるようなメッセージを、そもそも送り続けられるのか」という問題だ。
FRBのインフレとの闘い、またも新たなショックに直面
今回は石油ショックの影響を見極める必要あり
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