人気動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営する中国の字節跳動(バイトダンス)が、競合するSNSプラットフォームの所有者であり、ドナルド・トランプ次期大統領の最側近の一人でもあるイーロン・マスク氏に、米国に関する見識を求めている。事情に詳しい複数の関係者によると、バイトダンスの周受資・最高経営責任者(CEO)はこの数週間にマスク氏にメッセージを送った。周氏と同社幹部らは、次期米政権との有力なパイプ役としてマスク氏を見ている。国家安全保障上の懸念から、TikTokは米国で禁止される可能性に直面している。マスク氏と数年来の知り合いである周氏は、次期政権やテクノロジー政策など幅広いトピックについてマスク氏に意見を求めたという。一部の関係者が明らかにした。