自己犠牲の気持ちが強い人の「口ぐせ」

自己犠牲の気持ちが強い人は、表向きは明るくがんばり屋さんで、仕事や家事、育児もちゃんとやります。職場やお客様などからの信頼の厚い人が多い。
その反動で、家では食べて寝るだけの生活を強いられている人もいます。外でがんばりすぎてしまい、帰宅したらヘトヘトで玄関やソファに倒れ込んで動けません。自分の生活はギリギリ。でも「助けて」とか「つらい」とは言えません。
依頼者さんや相談者さんにも、こういう方がたくさんいらっしゃいました。
みなさん必ず口にする言葉があります。
「大丈夫です!」
本当は大丈夫なフリをしている人も少なくありません。みなさんの周りにも、こういう人はいませんか? もしくは、あなた自身、心当たりはありませんか?
心優しい性格は、ご本人の強みでもあります。
寄り添う力があり聞き上手な方が多いので、周囲の方から絶大なる信頼を得ています。それゆえ、自分から助けを求めることは苦手なのかもしれません。
一方、自己犠牲の気持ちが強くなりがちな人には、人をもてなしたり、楽しんでもらうことが好きな人も多いです。
スタッフにもそういうタイプの人がいて、その人は自身の性格的なメリットを活かし、友人や仲間を定期的に家に招くことで、片づけのスイッチを入れているようです。この方法は、自己犠牲の気持ちが強い「片づけが苦手な人」におすすめです。
自分のためだとがんばれないけれど、誰かのためならがんばれる。
この強みを利用して、人に喜んでもらうために片づけをすればいいのです。
自己犠牲の気持ちが強い人は、無理していきなり自分で片づけようとすると、ますます自分を追い込んでしまいます。ですから、ひとりで抱え込まないようにしましょう。
「がんばっている自分」を理解してくれる人が周りにいたら、ちょっとだけ甘えてみてください。友人でも家族でもいいので、話を聞いてもらえる人がいるといいですね。
イーブイの依頼者さんにも、身近な人に相談できたことが、片づけるきっかけになったという人が結構います。
「そんなに忙しいなら、片づけられないのは当然だよ。今までよくがんばったね」
「◯◯さんはお料理が上手じゃない。すごいよ。私は苦手。片づけは私のほうが少し得意な気がするから手伝わせて。お部屋がきれいになったら手料理をごちそうしてね」
「実は私も片づけは苦手なんだー。服は脱いだら脱ぎっぱなしでソファに置いちゃうし。なんだか私のほうが気がラクになったよ」
こんな一言で、ふっと肩の力が抜け、自然と片づけができるようになった人もいます。
それほど、理解ある第三者の存在は大きいのです。