上司のビールをあえて後回しにしたら裏目…マナー違反を注意する先輩にどう返す？

人に好かれるも嫌われるも、真意が伝わるも伝わらないも、一目置かれるも軽く見られるも、すべては使う言葉次第。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう！（クイズ制作／石原壮一郎）

クイズ

　部署の忘年会の始まりで、生ビールが何度かに分けて運ばれてきた。早めに運ばれてきたビールは泡が消えてしまう。上司である部長にはあとから来たビールを飲んでもらいたい。

　そう思って、早く来たビールを自分のところに置いたら、隣りの先輩に「おいおい、部長に先に渡すのがマナーだろ！」と注意された。誤解を解くには、どう言えばいい？

正解は……

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B

×　（A）「いや、上司には最後に来たビールを渡すのがマナーですよ」
◎　（B）「部長にはなるべく泡が多いのを飲んでいただこうと思って」
△　（C）「渡す順番も大事ですけど泡の量も大事だと思いませんか？」

解説

「目上の人には先にビールを渡すか、最後に泡の多いビールを渡すか」という問題は、ネット上などでたびたび議論になります。しかし、まだ結論は出ていません。

　上司に泡の多いビールを飲んでもらおうと気を利かせたら、先輩に「マナー違反だ」と注意されてしまいました。きちんと自分の考えを表明して、誤解を解かなければなりません。理由を説明しないAだと、単に反抗的な態度を取っているだけに見えます。

　ここは「泡を気にしている」と明確に伝えるBがオススメ。Cだと、先輩はすぐにピンと来ないかもしれません。ただ、先輩が「順番のほうが大事だ！」と強く主張した場合は、「そうですか」と従いましょう。言い争いを始めたら、それこそビールがまずくなります。