取引先の「理不尽対応」で契約がおじゃん…どうやって頭を切り替えたらいい?写真はイメージです Photo:PIXTA 

人に好かれるも嫌われるも、真意が伝わるも伝わらないも、一目置かれるも軽く見られるも、すべては使う言葉次第。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)

クイズ

 まとまりそうだった大きな契約が、いきなりおじゃんになった。噂だが、先方の上司が私腹を肥やすために、自分に都合のいい会社との契約をゴリ押ししたようだ。

 あまりにも理不尽だが、そこをつついたところで仕方がない。「ふざけるな!」という怒りの気持ちを抱いた次の段階として、自分の中でどう言い換えて消化するか?

(A)「きっと神様が、まだまだ未熟な自分を鍛えてくれたに違いない」
(B)「そんなヤツもその会社も、絶対どこかでひどい目に遭うはずだ」
(C)「今回のことはいい勉強になったってことで、次に行こう、次!」

正解は……

C

△ (A)「きっと神様が、まだまだ未熟な自分を鍛えてくれたに違いない」
× (B)「そんなヤツもその会社も、絶対どこかでひどい目に遭うはずだ」
◎ (C)「今回のことはいい勉強になったってことで、次に行こう、次!」

解説

 人生にも仕事にも「理不尽」が付きものです。時には戦うことも必要ですが、戦っても仕方ない理不尽は、自分の中でどうにか消化するしかありません。大人の言い換え力を駆使して、マイナスの経験を強引にプラスの経験に変換してしまいましょう。

 Bのように相手の不幸を願うのは、あまり建設的ではありません。相手を恨んだり呪ったりしている限り、マイナスの経験はマイナスの影響を自分に及ぼし続けます。

「神様の配慮」ということにしてしまうAも、「いい勉強になった」と受け止めるCも、それぞれに賢明な言い換え。理不尽な出来事を力強く乗り越えるきっかけになるでしょう。強いて比べると、より吹っ切れている感じがするCに軍配が上がります。

取引先の「理不尽対応」で契約がおじゃん…どうやって頭を切り替えたらいい?