「回らない寿司屋」でシャリに醤油をつける甥っ子…何て注意するのが大人の対応?写真はイメージです Photo:PIXTA 

人に好かれるも嫌われるも、真意が伝わるも伝わらないも、一目置かれるも軽く見られるも、すべては使う言葉次第。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)

クイズ

 高校生の甥が、学校推薦で早々と進路が決まった。合格祝いに「回らない寿司屋」に連れて行ったところ、醤油をシャリに付けるなど、いろいろ間違った食べ方をしている。

 いきなり「おいおい、なんて食べ方してるんだ」と言ったら、心を閉ざしそうだ。この機会に、お寿司の「恥ずかしくない食べ方」を教えてあげたいが、どう切り出せばいい?

(A)「せっかくだから、ちゃんとした食べ方を覚えておくといいよ」
(B)「デートで恥をかかないように、正しい食べ方を教えてあげる」
(C)「そっか、〇〇君は回るお寿司しか食べたことがないんだね」

正解は……

A

◎ (A)「せっかくだから、ちゃんとした食べ方を覚えておくといいよ」
△ (B)「デートで恥をかかないように、正しい食べ方を教えてあげる」
× (C)「そっか、〇〇君は回るお寿司しかた食べたことがないんだね」

解説

 お寿司には、いちおう「食べ方のお作法」があります。それは「マナー」というより、よりおいしく食べるための知恵と言ったほうがいいでしょう。とくに「回らない寿司屋」では、ちゃんとした食べ方を心がけたいところです。

 やっている人が多いのが、醤油をシャリに付けるという「間違い」。それをやると米粒がポロポロ落ちるし、醤油の味が強くなりがちです。醤油はネタの先に少しだけ付けましょう。ほかにも「一口で食べる」「ネタとシャリを分けない」などは基本中の基本です。

 いくら相手のためになる話でも、素直に謙虚に聞いてもらえないと意味がありません。ここは穏やかな口調でAのように切り出して、聞く耳を持たせたいところ。Bは「大きなお世話」と思われそうです。見下す響きが感じられるCは最悪。その子の親にも失礼です。

「回らない寿司屋」でシャリに醤油をつける甥っ子…何て注意するのが大人の対応?