音楽好きの子が伸びる!「楽器以外」の習い事は?写真はイメージです Photo:PIXTA

「音楽好きの習い事→ミュージカルがオススメ!」。そう語るのは、日米で学習塾を経営し25年間で延べ5000名以上のバイリンガルを育成しているTLC for Kids代表の船津徹氏。「こんなにも具体的で内容が詰まっているものは初めて!」「目からウロコ」と子育て世代に話題の書籍『「強み」を生み出す育て方』の中から、25年間の塾経営でたどり着いた【ミュージカルの「すごい効果」】をお届けする。

音楽が好きの習い事→「ミュージカル」がオススメ!

 目立ちたがり屋で、周りを笑わせたり、喜ばせるのが好き、人と関わるのが好き、歌を歌うのが好きという子には「ミュージカル」を紹介してあげると秘めていた能力が開花するかもしれません。

 ミュージカルは、歌、ダンス、演技(セリフ)の3つの技能を組み合わせて作り上げる舞台芸術です。

 笑いあり、涙あり、興奮あり、感動あり、心を揺さぶられる舞台を、体全体を使って表現するミュージカルは、社交的で好奇心旺盛なパフォーマー気質の子どもにピッタリの習い事です。

 年齢や性別が異なる仲間たち(さらに舞台監督や裏方さんなど大人との関わりも多い)と1つの舞台を作り上げていくプロセス、ステージに立ってスポットライトを浴びながら、たくさんの人前で思い切り演劇を披露する経験は、子どもにとって生涯忘れられない貴重な体験となるはずです。

 子どもの関心をダンスやミュージカルに向けるには、キッズダンスや子どもミュージカルなどを鑑賞する機会を作ってあげるとよいでしょう。同年代の子どもたちが舞台の上でピカピカに輝いている姿に、きっと大きな刺激を受けるはずです。

 もちろん大人が演じるダンスやミュージカルを見せてあげても構いません。「カッコいい!」「自分もやってみたい!」とパフォーミングアーツ(舞台芸術)への関心が高まることでしょう。

「ミュージカルが子どもに役立つことはわかった。でも本格的にやらせるのは少し不安……」という方のために、1日単位で気軽に参加できる子ども向けの演劇ワークショップが多く開催されています。

 そのような機会を利用して、体を使って表現すること、演じることの楽しさを経験させることから始めてみましょう。きっと子どもは「新たな自分」を発見できるはずです。

「わが子の気質を詳しく知りたい!」という方のために、著書『「強み」を生み出す育て方』ではオリジナル診断を掲載しています。

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音楽好きの子が伸びる!「楽器以外」の習い事は?ピッタリの習い事は子どもの強みを育てる最高のチャンス!『「強み」を生み出す育て方』(船津徹/ダイヤモンド社)より
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子育て成功のカギは「強み育て」にある

音楽好きの子が伸びる!「楽器以外」の習い事は?「強み」を生み出す育て方』 (船津徹・ダイヤモンド社)定価:1980円(税込)

 子どもが社会の変化に翻弄されずに、自分らしく幸せに生きていくには、失敗や挫折に負けない「たくましさ」を確立しなければなりません。一生ものの武器になるたくましさですが、どのように育てれば良いのでしょうか?

 たくましさが育つ要因は、家柄、血筋、遺伝ではありません。もちろん親の学歴や職業も無関係です。「子どもの潜在的な強みを引き出すこと」でたくましさは育つと断言できます。

 つまり、子育てで最優先すべきは「強み育て」なのです。強みは、音楽でもスポーツでも勉強でも、なんでもいいのですが、習い事は強みを育てる最高のチャンスになります!だから習い事選びは「子育て成功」に直結するのです。