「お金の教育は5歳から家庭でスタートしよう」。そう語るのは、日米で学習塾を経営し25年間で延べ5000名以上のバイリンガルを育成しているTLC for Kids代表の船津徹氏。「こんなにも具体的で内容が詰まっているものは初めて!」「目からウロコ」と子育て世代に話題の新刊『「強み」を生み出す育て方』の中から、25年間の塾経営でたどり着いた【子どものお金教育の進め方】をお届けする。
お金の教育→5歳から家庭でスタートしよう!
子どもの関心を勉強に向ける上で考慮したいのが「お金の教育」です。将来、社会で経済的に自立していく上で欠かせないことから、急速に注目を集めつつあります。
全ての子どもに重要なお金教育ですが、特に商人気質の子どもに適切な「お金の教育」を行うと、競争心を発揮して、日本を代表するビジネスマンや起業家に化けるかもしれません。
「勝敗がつく遊びをしている時に勝つまでやめない」「自分に負けたくない、という気持ちが強い」こんな子は商人気質の可能性が高いです。
子どものお金教育は、5歳頃から家庭でスタートするのがおすすめです。小学生になってからはより本格的にお金や経済(お金とモノの流通、需要と供給の関係など)について教えましょう。
私が住むアメリカでは、お金の稼ぎ方、お金の使い方、お金のため方、お金の増やし方などの「お金の教育」は親が子どもに教えるのが一般的です。
子どもの頃から「お金と正しく向き合う経験」を積ませておかないと、消費、借り入れ、投資などについて賢い判断ができない、生活力の弱い大人に成長しかねません。
キャッシュレス化が進むにつれて子どもたちが「お金の重み」を実感できる機会が乏しくなっています。お金について家庭で正しい知識を持たせることで、金融資本主義が強まるこれからの社会において効率的に資産を構築することが可能になります。
「わが子の気質を詳しく知りたい!」という方のために、著書『「強み」を生み出す育て方』ではオリジナル診断を掲載しています。
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子育て成功のカギは「強み育て」にある
子どもが社会の変化に翻弄されずに、自分らしく幸せに生きていくには、失敗や挫折に負けない「たくましさ」を確立しなければなりません。一生ものの武器になるたくましさですが、どのように育てれば良いのでしょうか?
たくましさが育つ要因は、家柄、血筋、遺伝ではありません。もちろん親の学歴や職業も無関係です。「子どもの潜在的な強みを引き出すこと」でたくましさは育つと断言できます。
つまり、子育てで最優先すべきは「強み育て」なのです。強みは、音楽でもスポーツでも勉強でも、なんでもいいのですが、習い事は強みを育てる最高のチャンスになります!だから習い事選びは「子育て成功」に直結するのです。