米国では専門職への就職が厳しさを増しており、ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)のMBA(経営学修士)取得者でさえ大学の名前だけを頼りにすることはできなくなっていると同校関係者は話す。昨年春に卒業したハーバード大MBA取得者のうち、就職希望者の23%が卒業3カ月後もまだ仕事を探していた。この割合は、ホワイトカラーの労働市場が冷え込んでいた前年の20%から上昇した。同校によると、2022年は10%だった。HBSでキャリア支援や卒業生関連の業務を統括するクリステン・フィッツパトリック氏は「われわれも労働市場の厳しさと無縁ではない」と語る。「ハーバードに行ったというだけでは差別化にならない。スキルが必要だ」
ハーバード大MBA取得者も就職に苦戦
トップクラスのビジネススクールを卒業しても仕事を見つけるのに数カ月かかるケースが少なくない
有料会員限定
あなたにおすすめ