人工知能(AI)を巡る米中の競争がデジタル時代の軍拡競争に発展する恐れがある中、両国はAIに関する公式協議の立ち上げを検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。米中は北京で来週開かれるドナルド・トランプ大統領と習近平国家主席の首脳会談の議題にAIを加えることを模索している。公式協議が確立されれば、トランプ政権下でAI問題に関する米中間の対話が始まることになる。これは、より強力なAIモデルの開発競争が、いずれの政府も対処しきれない危機を引き起こしかねないとの認識を反映している。バイデン前政権はこの問題について中国との対話を開始したが成果は限定的で、それ以降、危険性は高まっている。関係者らによれば、米中が念頭に置いているのは、AIモデルの予期せぬ挙動、自律型の軍事システムの危険性、あるいはオープンソースの強力なツールを使った非国家主体による攻撃に対処することで、定期的に協議の場を持つことを考えている。