米オープンAIのケビン・ワイル最高製品責任者(CPO)は、つい先ごろ発表した米国内での人工知能(AI)インフラ構築事業「スターゲート」について、より高度なAIモデルの訓練に必要とされる膨大な演算能力を提供し、コスト削減と米国でのAI開発の維持につながるとの見方を示した。同事業にはオープンAI、オラクル、ソフトバンクグループ(SBG)などが最大5000億ドル(約78兆円)を投資する計画だ。ワイル氏は、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のイベントスペース「ジャーナルハウス」でのインタビューで、演算能力を増やせばモデルが向上し、モデルが向上すれば一段と優れた製品を構築できる」と語った。WSJはスイス東部ダボスで開催中の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に合わせて当地にジャーナルハウスを構えている。