ドナルド・トランプ米大統領が国防長官に指名したピート・ヘグセス氏を巡り、中道派の共和党上院議員2人が承認に反対する意向を示した。24日に実施される採決に向け新たな波乱を投じた形となる。リサ・マコウスキー上院議員(共和、アラスカ州)は23日に声明を発表し、ヘグセス氏の「指名には看過できない重大な懸念がある」と言及。同氏の人格に加え、大規模な組織を運営した経験が不足していること、さらには過去に軍の戦闘任務への女性起用に反対していたことなどに触れ、「良心に従って指名を支持することはできない」と述べた。またスーザン・コリンズ上院議員(共和、メーン州)も声明を出し、「勇敢な軍務と現役軍人とその家族への継続的な献身は評価するが、この職務を成功させるのに必要な経験と視点が欠けていることを懸念している」としている。
米国防長官指名のヘグセス氏、共和上院議員2人が反対の意向
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