米中央情報局(CIA)は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が研究所からの流出によって引き起こされた可能性が最も高いとの結論に至った。これにより、長年にわたり科学者や政治家の間で激しい議論の的となってきた見方に信ぴょう性が加わった。CIAは今回、米連邦捜査局(FBI)とエネルギー省に続き、中国・武漢の研究所で発生した事故が新型コロナウイルスの発生源である可能性が高いとの見方を示した。このウイルスは米国で120万人以上、世界で700万人以上の命を奪った。CIAの報道官は25日に発表した声明で、「CIAは、入手可能な報告に基づき、新型コロナウイルスのパンデミックの起源が自然発生よりも研究関連である可能性が高いと低い確信度で評価している」と述べた。