米アマゾン・ドット・コムがイーロン・マスク氏のX(旧ツイッター)への広告支出を拡大している。複数の関係者が明らかにした。1年余り前にはヘイトスピーチ(憎悪表現)を巡る懸念から、多くの企業がXへの広告出稿を取りやめていた。アマゾンも広告の大半を引き揚げていたが、方針を大きく転換させた格好だ。この判断にはアマゾンのアンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)もかかわった。その結果、Xへのアマゾンの広告支出が大きく増える可能性がある。ある関係者の話では、2023年終盤にXから全広告を引き揚げたアップルは、このところXで広告を試すことを話し合っている。政治・社会情勢の変化を踏まえ、Xでの広告を中止または削減した大企業の間で姿勢を見直す動きが出ている。
アマゾン、Xへの広告支出拡大 引き揚げから一転
有料会員限定
あなたにおすすめ