ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は28日、ドナルド・トランプ米大統領と首脳会談に臨んだ。ゼレンスキー氏がロシアのウラジーミル・プーチン大統領を信用しないよう米国に求めると、トランプ氏はウクライナが自国の交渉上の立場の弱さを受け入れる必要があると応じ、緊張関係が表面化した。ウクライナは今回の首脳会談で、ロシアの侵攻に対抗するため米国からの支援を確保したい意向だった。同日中に鉱物資源開発に関する協定を交わし、支援の確約を取り付けようとしていた。だが、おおむね丁重な議論が30分続いた後、意見対立があらわになり、その場の雰囲気はけんのんになった。トランプ氏は会談を予定より早く打ち切った。この会談でゼレンスキー氏はJD・バンス副大統領に、ウクライナが過去にロシアと多くの合意を結んだが、ロシアは後に合意を破ったと説明しようとした。