米国のドナルド・トランプ大統領は、もう一つ質問を受けると言った。これがすべての始まりだった。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はロシアとの3年にわたる戦争を終結させる取り組みの中、米国の継続的支援を確保すべく首都ワシントンを訪れトランプ氏と会談した。当初はおおむね丁重な議論が続いていた。だが、JD・バンス副大統領がその流れに水を差した。同氏は、トランプ氏とロシアのウラジーミル・プーチン大統領との関係を巡る記者らの質問に異議を唱え、「反論しなければならない」と言った。そして、「アメリカを良い国にしているのは、アメリカの外交努力だ。それこそトランプ大統領がしていることだ」と述べた。
米ウクライナ首脳会談、こうして交渉は決裂した
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