昨年上場廃止のベネッセHDは
4位にランクイン

 3位は、いよぎんホールディングス。平均年収は955.6万円だった。

 愛媛県の地方銀行、伊予銀行を傘下に持つ持ち株会社で、愛媛県松山市に本店を構える。

 4位には、教育事業や介護事業などを手掛けるベネッセホールディングスがランクイン。平均年収は934.3万円だった。

 本社所在地は岡山県岡山市だ。中学校向けの図書や生徒手帳などを発行する前身の会社が岡山県で創業しており、今も本社は岡山県にある。

 そんな同社は24年5月に上場廃止となった。少子化を背景に、主力の教育事業を取り巻く環境は大きく変わっている。今後は意思決定のスピードを上げ、事業の改革を進めていくとみられる。

 5位は中国電力で、平均年収は790.5万円だった。中国地方の大手電力会社で、本社は広島県広島市に位置する。従業員数は3598人と、トップ5の中で最も多かった。

 ちなみに、6位は四国電力(平均年収766.4万円)だった。

 今回、年収が700万円を超えた企業は14社だった。本社がある県ごとに内訳を見てみると、最も多かったのが広島県で4社だった。

 トップ5にランクインしたローツェ、中国電力のほか、電気工事会社の中電工(8位、平均年収740.1万円)、食品トレー容器の製造・販売を行うエフピコ(11位、720.6万円)が平均年収700万円超えとなった。ちなみに、広島県に本社がある大手自動車メーカーのマツダは、平均年収689.4万円で17位だった。

 次いで、山口県、愛媛県、岡山県、高知県がそれぞれ2社で並んだ。香川県、徳島県は1社だった。

 次ページ以降では、全98社完全版のランキングを公開する。

(ダイヤモンド・ライフ編集部)