反イスラエル活動家マフムード・カリル氏の米国永住権(グリーンカード)を取り消すというトランプ米政権の決定は、良くもそして恐らく悪くも世間の注目を集める出来事になりつつある。カリル氏は国外退去に値するかもしれないが、彼には適正な手続きを受ける資格があり、政策として永住権を取り消すことはどんな個人の運命をも上回る代償をもたらすだろう。ドナルド・トランプ氏は後者を念頭に置いているようだ。トランプ氏は自身のソーシャルメディア、トゥルース・ソーシャルに「これは今後起きる多くの逮捕の最初のものだ」と投稿した。またX(旧ツイッター)上では、「こうしたテロリストシンパを見つけ、捕まえて国外退去にし、2度と戻って来られないようにする」と記述した。マルコ・ルビオ米国務長官は、政権が米国内のイスラム組織ハマス支持者の「ビザ(査証)や永住権を取り消し、彼らを国外退去させることができるようにする」と投稿した。