ついに、「『金持ち父さん 貧乏父さん』以来の衝撃の書」と絶賛されている『JUST KEEP BUYING』の続編『THE WEALTH LADDER 富の階段』が日本上陸。令和のベストセラー『お金の大学』両学長にも大絶賛されている『THE WEALTH LADDER ウェルス・ラダー』についてライターの照宮遼子氏に寄稿いただいた。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

【JUST KEEP BUYINGの著者に学ぶ】現状維持の人が陥る「経済的な罪」ワースト1Photo: Adobe Stock

毎朝同じ時間に起きて会社に行き、決まった仕事をこなして帰る。
給料は劇的には増えないが、生活はできている。
特に不満があるわけでもない。

そんな日常だと、なかなか変化を起こそうというエネルギーは湧いてこない。

「自分には特別なスキルなんてない」
「今さら新しいことを始めても遅い」

そう思いながら、日々の仕事をこなしている人は多い。

世界的ベストセラーの教え

名著『JUST KEEP BUYING』の続編で、14か国以上で翻訳されている世界的ベストセラー『THE WEALTH LADDER 富の階段』の著者ニック・マジューリはこう述べている。

レベル2(資産1万ドル以上~10万ドル未満)で
キャリア(ひいては収入)に集中しないことは、
経済的な意味では罪に等しいのだ。

――『THE WEALTH LADDER 富の階段』(P.164)より

2022年のアメリカ消費者金融調査によると、
資産レベル2世帯の収入中央値は約4.7万ドルだが、
レベル3(資産10万ドル以上~100万ドル未満)になると、
8.3万ドルに跳ね上がるという。

つまり、レベル2にとどまるか、レベル3に進むかで、
人生の経済的な景色はまったく変わる。

ここで著者が指摘する「」とは、目に見える損失のことではない。
むしろ、得られたはずの未来を失うことを指している。

昇給や昇進といった目先の利益だけではなく、
その先に広がっていたはずの可能性そのものだ。

選ばなかった道の価値は、目の前には現れない。
だからこそ、多くの人がこの損失に気づかないまま時間をすごしてしまうのだ。

本書を読んで気づいた大切なこと

ムダ遣いをすれば財布からお金が減るが、
キャリアの損失は、将来の選択肢や成長のチャンスという
失ったものが目に見えないから恐ろしい。

今回、『THE WEALTH LADDER 富の階段』を読んで気づいたのは、
多くの人が何も損をしていないと感じながら、
実は最大の損失を被っているという逆説
だ。

将来性が期待できない仕事でも、毎月必ず給料は入る。
だから「問題ない」と感じてしまう。

しかしその間に、
選ばなかった道で得られたはずの未来は、
確実に失われ続けている。
そしてこの損失に気づくのは、
手遅れになってからだ。

そうならないために、失われている未来を可視化しよう。

もし今日から新しいスキルを学び始めたら、5年後の自分はどこにいるのか。
毎日の選択の一つひとつが、数年後の自分の立ち位置を左右する。

現状維持か、富の階段を登るのか。未来は、その一歩で姿を変える。

(本稿は、『THE WEALTH LADDER 富の階段』に関する特別投稿です。)