イランは12日、米国との間接協議で、イランの核開発計画の制限と引き換えに米国の制裁を緩和するよう求めた。これを受け、来週さらに本格的な交渉が行われる見通しになったという。協議内容について説明を受けた複数の関係者が明らかにした。オマーンの首都マスカットで行われた今回の協議は、ここ数年に米国とイランの間で行われた協議としては最高レベルで、両国は協議後に比較的前向きな声明を発表した。ホワイトハウスはオマーンでの会談を「前進」と評価した。一方、イランのアッバス・アラグチ外相は、今月19日に予定されている次回協議では、交渉の日程や新たな核合意の全体的な枠組みについて議論する可能性があると述べた。