トランプ米政権の中東担当特使を務めるスティーブ・ウィットコフ氏は15日、イランがトランプ政権と新たな核合意を結ぶには、ウラン濃縮プログラムを放棄しなければならないと述べた。低濃縮ウランの製造を認める可能性があるとの発言を撤回したものとみられる。ウィットコフ氏はXへの投稿で、「イランとの合意はドナルド・トランプ米大統領との合意でのみ完了する」と述べ、「イランは核の濃縮・兵器化プログラムを停止し、放棄しなければならない」と付け加えた。この発言は、前日示した立場と相反するものだ。前日には、イランに厳格な検証を行い、同国が核兵器を製造できないように他の措置が講じられるのであれば、限定的な濃縮を認める可能性があることを示唆していた。