ドナルド・トランプ米大統領は23日、難解だが極めて重要な「大学認定制度」を見直す大統領令に署名する見通しだ。トランプ氏が選挙運動中から、高等教育改革の取り組みで「秘密兵器」と呼んできた動きだ。政権当局者らによると、大統領令の目的は、トランプ氏が大学キャンパスにおける差別的慣行や「イデオロギーの行き過ぎ」とみなす行為に、大学認定制度を利用して対抗することだ。大統領令はまた、教員間の思想の多様性と学生の成功に一段と焦点を当てることになる。さらに、大学側による認定機関の変更や、新設の認定機関による連邦政府の承認取得を容易にすることも目指す。大統領令の最終的な文言は変更される可能性がある。認定機関は一般的にあまり目立たないものの、大学にとって極めて重要な役割を果たしており、大学が連邦政府の助成金を受理するために満たさなければならない基準を設定している。高等教育機関が大学として認定されるには、その使命や入学者の受け入れ方針から教員とプログラムの質に至るまで、幅広い基準を満たしていることを証明しなければならない。
トランプ氏、「大学認定制度」改革の大統領令署名へ
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