著名投資家ウォーレン・バフェット氏と同氏のバリュー投資のスタイルを熱狂的に支持する人々が、年に一度、近くからも遠くからもネブラスカ州オマハに集まる。中には本当に遠い場所からやって来る人もいる。中国在住のファンドマネジャー、アイリーン・チャンさんは、今週末に開かれるバフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハサウェイの年次株主総会に向かっている。個人向け金融サイトを運営するクリストファー・ウォルシュさんはニュージーランドから、パトリック・ローゼンクイストさんはスウェーデンからオマハを目指す。アーティストのユー・シューさんは、まず台湾から米コロラド州の鋳造所へ足を運んだ。バフェット氏と2023年に亡くなった同氏の盟友でビジネスパートナーだった故チャーリー・マンガー氏のブロンズ像を制作し、ここで鋳造してもらったのだ。ユーさんは借りた車に像を慎重に積み込み、コロラド州東部とネブラスカ州を横断して運ぶという。