昨年11月の米大統領選でのドナルド・トランプ氏の勝利は、現代米国史上でも類を見ない政治的復活劇だった。トランプ氏はそれを評価されてしかるべきだが、この選挙は単なる同氏の個性に依存した以上のものだった。多くの米国民にとって今回の投票は、第1次トランプ政権を成功に導いた理念と政策への回帰を意味していた。トランプ氏は、国境の移民危機、40年ぶりの高インフレに苦しむ経済、2021年1月よりも危険になった世界を引き継いだ。それから100日が経過し、わが国は多くの面で軌道を修正したが、その結果は明らかに功罪相半ばする。初期の進展は苦労して得られ、遅すぎたものだったが、現在の政権が第1次トランプ政権を導いた伝統的な原則から離れれば、簡単に失われる可能性がある。
【寄稿】ペンス元副大統領が見たトランプ氏の100日
第1次トランプ政権を導いた伝統的保守主義の原則、今の米国に必要
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