ドナルド・トランプ米大統領は2日、ハーバード大学の免税資格を取り消すと表明した。自身の政権が同大に提訴されたことを受けて、対立姿勢を一段と強めている。同氏はソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、「ハーバード大の免税資格をはく奪する。当然の報いだ!」と述べた。ある政権関係者はこの投稿について、内国歳入庁(IRS)に措置を講じるよう正式に指示するものではないと語った。ハーバード大は4月、トランプ政権を連邦裁判所に提訴。米国で最も著名な大学とホワイトハウスの法廷闘争の幕が開けた。大学側は訴訟で、政府が巨額の連邦補助金を凍結し、大学の独立性を危機にさらしたことで、憲法で保障された権利が侵害されたと主張している。
トランプ氏、ハーバード大の免税資格取り消しを表明
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