米アップルは今年秋に発売するiPhone(アイフォーン)について、新たな機能の追加やデザインの変更を行い、それに伴って価格を引き上げる方向で検討している。事情に詳しい関係者が明らかにした。関係者によると、アップルは中国製品に対する関税引き上げを理由に値上げすると受け止められかねないシナリオを、なんとしても避けたいと考えている。アップルのデバイスは大半が中国で組み立てられている。米国と中国は12日、お互いに極めて高い水準に引き上げていた関税の大半を一時停止することで合意した。ただ、ドナルド・トランプ米大統領が当初、中国からの合成麻薬フェンタニル流入を理由に課していた20%の対中関税は継続され、中国で生産されているスマートフォンも影響を受けることになる。
アップル、新型iPhoneの値上げ検討 関税は理由にせず
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