4月の米消費者物価指数(CPI)は比較的穏やかな伸びにとどまった。だが関税の影響による値上げが今後数カ月の間に物価を押し上げる可能性がある。米労働省が13日発表した4月のCPIは季節調整済みで前月比0.2%上昇した。このデータについてアナリストらは、夏以降に顕在化する可能性のある高関税の影響など悪いニュースが明確にならなかったことから、良いニュースとして受け止めた。前月比の上昇率はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたエコノミスト予想と一致した。BNPパリバのエコノミスト、アンディ・シュナイダー氏は「このリポートであまり安心することはできない」とし、「インフレが今後強まることを示す懸念材料が多い」と述べた。
米CPI、関税の影響は限定的 今後顕在化か
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