中東歴訪中のドナルド・トランプ米大統領は14日、サウジアラビアでシリアのアフメド・アル・シャラア暫定大統領と面会した。中東訪問初日だった前日には、シリアに対する制裁を解除すると表明するとともに、サウジとの数多くの投資協定に署名していた。ホワイトハウスによると会談は33分間続いた。会談後にはトランプ氏がシャラア氏と握手を交わす写真や、シャラア氏がサウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子と抱擁を交わす写真が公開された。米政府の報道官は、米国とシリアの首脳が接触したのは25年ぶりだと述べた。ホワイトハウスによれば、トランプ氏はシャラア氏にイスラエルとの国交正常化と、「全ての外国人テロリスト」の国外追放を促した。また、過激派組織「イスラム国(IS)」掃討への協力を要請し、その一環として米軍の支援を受けているクルド人組織が運営するシリア北東部のIS戦闘員収容所の管理を米国に委ねることを求めた。
トランプ氏、シリア暫定大統領と面会
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