米国各地のバーやレストランで女性の飲酒量が増えており、それが健康に及ぼす影響への懸念が高まっている。この数十年はライフスタイルの変化に伴って30代や40代の女性の飲酒量が増加傾向にある。2023年に学術誌アディクションに掲載された論文によると、2018~19年に35歳になった女性は、1993~97年に35歳になった女性と比べて、最近過度な飲酒をした、あるいはアルコール使用障害(AUD)の症状が出たと報告する確率が約60%高かった。医師らは現在、肝疾患で入院する女性の増加を目の当たりにしており、一部の研究者は飲酒が乳がん発症率の上昇に影響している可能性を指摘している。米医師会誌「JAMAネットワークオープン」に掲載された研究論文によると、アルコール関連死亡者数でも女性の増加率が男性を上回っている。
米女性の飲酒量増える 医師が懸念
アルコール関連死者数の増加率は女性が男性を上回る
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