米国土安全保障省(DHS)の各部署の職員たちは、バージニア州にあるマジックミラー付きの小さな取調室に呼び出され、ポリグラフ(いわゆる「うそ発見器」)検査の機械にかけられている。彼らは、生理的反応の変化を測定できるよう椅子に座るよう指示され、血圧測定用のバンド、酸素モニターに加え、胸の周りにチューブを装着することを求められる。このやり方は政府のポリグラフ検査では標準的だが、一連の質問はもっと非標準的なものだ。彼らはメディアと情報を共有していたかを調べられる。ポリグラフ検査は、DHSを含む情報機関の内部で、機密取扱者の人物調査や求職者の審査、特定の調査の一環として以前から日常的に使われてきたツールだ。しかし、クリスティ・ノーム国土安全保障長官の指示に従い、DHSではノーム氏ら幹部が不誠実あるいは不都合と考える情報漏えいの漏えい元を探すのにポリグラフ検査が利用されていると、こうした慣行に詳しい現・元当局者は明かした。職員が漏らしたとされる情報は機密扱いでないことが多いと、これらの人々は話した。
米国土安保省職員に「うそ発見器」検査、その実情
メディアに漏らしたとされる情報は機密扱いでないものが多いが ノームDHS長官が主導
有料会員限定
あなたにおすすめ