「たった54字なのに…」子どもも大人もハマる“ゾクゾク感”の正体とは?
【高校にも塾にも通わず、完全独学で東大合格!】――しかも、首席合格とわずか3点差のほぼトップ合格! 『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)の著者は、中学3年生のときに「東大合格」を宣言。高校にも塾にも通わず、完全独学で東大合格を目指したけれど……全国模試は「偏差値45」。そこで、徹底的に「国語」鍛えるという“大逆転の勉強法”を編み出す。勉強の大半を「読書に費やす」という常識外れの戦略で、全科目の成績が軒並みアップ! すべての科目は結局、国語の力がモノをいうことがわかった。コスパとタイパを徹底し、四コマ漫画や恋愛ゲームで楽しみながら学力を高める方法から勉強への合理的なモチベーションの高め方までを徹底指南。超★実践的な成績アップ法を初公開する。
※本稿は、『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

SNSで話題沸騰! 『54字の物語』とは?
短い文章で国語力を鍛えるのに最適だと思うのは、SNSなどでも話題になった『54字の物語』(PHP研究所)です。
これは9マス×6行の正方形の原稿用紙に書かれた計54字の超ショートストーリーを収めたシリーズです。本記事執筆時点で10冊以上出ており、累計で80万部を突破している人気のようです。
超短編なのに“行間”を読む訓練に!
この本は僕が子どもの頃にはなかったものですが、初めてその存在を知ったときには「素晴らしいテキストができた!」と感動すら覚えました。「この国の語彙力・国語力を底上げする起爆剤になるぞ!」と、それくらい心を躍らせたのです。
ひょっとしたら四コマ漫画より早く読めるくらい短い物語ですが、その分だけ行間を読む力や読解力を発揮しないと理解は深まりません。
「ゾクゾク感」が子どもを引き込む
このシリーズは、「意味がわかるとゾクゾクする超短編小説」というキャッチフレーズの通り、短い物語の背後にある作者の意図を理解できたときの“ゾクゾク感”も大きな魅力です。
わが子が読んでいたら「どこが面白い?」と訊ねてみてください。そうすることによって、「伝達する力」の向上に直結します。
学校にも持ち込みやすい国語教材
国語の授業で「読書の時間」がある学校なら、持ち込んで授業中に読んでみるのもいいと思います。
漫画の持ち込みを禁止している学校は多いようですが、『54字の物語』なら問題なく持ち込めるでしょう。