学歴は一流なのに、仕事は三流の人の特徴・ワースト1

2025年6月18日 6:40

「この本のおかげで出世できた」「チームのパフォーマンスが上がった」
そんな感想が届いているのが、安藤広大氏の著書『リーダーの仮面』『数値化の鬼』『とにかく仕組み化』『パーフェクトな意思決定』シリーズ四部作だ。これまで4400社以上の導入実績があるマネジメント法「識学」をもとに、ビジネスの現場で「一生活躍し続けられる」メソッドや思考法を授ける本シリーズは、さまざまな業界から圧倒的な支持を集めている。今回は、全ビジネスパーソンに必須の「リーダーシップ」のあり方を指南する。（構成／ダイヤモンド社・種岡健）

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なぜ「すごい学歴なのに使えない」と言われるのか？

　一流大学を出ていて、知識もある。
　でも、なぜか職場では評価されず、「頭はいいけど、仕事はできないよね」と言われてしまう――。

　実はそこには、ある共通する“もったいない落とし穴”があります。

それは、「素直さがない」こと

　一流学歴なのに仕事が三流な人に共通するのは、
「プライドが邪魔して、素直に動けない」ということです。

・「そんなの分かってます」
・「前にも言われました」
・「本当はもっと効率的な方法があるのに」

　こうした“わかったフリ”や“知ってるアピール”が、成長の妨げになります。

知識が「行動」に変わらなければ意味がない

　仕事の評価は、「どれだけ知っているか」ではなく、
「どれだけ動けるか」「成果を出せるか」です。

　理屈を並べるだけで、自分の手を動かさない人は、いくら学歴があっても信用されません。

「行動の遅さ」が信頼を下げる

　賢い人ほど、「完璧にやらなきゃ」と慎重になります。
　でも、現場ではスピードと反応力が求められます。

「すぐやってみる」
「とりあえず試す」

　その“泥臭い一歩”ができるかどうかで、仕事の信頼は決まります。

「頭の良さ」は、使い方次第

　一流の学歴を持っているなら、なおさら「素直さ」と「行動力」で信頼を勝ち取りましょう。

　頭がいいこと自体は武器ですが、その使い方を間違えると、自分の首を絞めることになります。

（本稿は、『リーダーの仮面』の著者・安藤広大氏が書き下ろしたものです）

安藤広大（あんどう・こうだい）
株式会社識学代表取締役社長
1979年、大阪府生まれ。2002年、早稲田大学を卒業後、NTTドコモ、ジェイコムホールディングス、ジェイコム取締役営業副本部長を経験。プレイングマネジャーとして「成長しないチームの問題」に直面し悩んでいたときに「識学」に出合い、2013年に独立。多くの企業の業績アップに貢献した。2015年、株式会社識学を設立。わずか4年足らずで上場を果たし、これまで9年間で約4400社に識学メソッドが導入されている。著書にシリーズ累計150万部を突破した『リーダーの仮面』『数値化の鬼』『とにかく仕組み化』（ダイヤモンド社）がある。『パーフェクトな意思決定』はシリーズ最新刊。