米実業家イーロン・マスク氏の人工知能(AI)スタートアップ、xAIが最大120億ドル(約1兆8000億円)の追加調達を目指して信頼する投資家と手を組んだ。複数の関係者が明らかにした。xAIは先ごろ株式と借り入れを通じて100億ドルを調達したばかり。今度はプライベートエクイティ(PE)投資会社バロー・エクイティ・パートナーズがxAI向けの資金確保を目指し、貸し手候補との協議を進めている。バローの創業者アントニオ・グラシアス氏はマスク氏と近い関係にある。調達した資金は、エヌビディア製の先端チップの購入に充てる予定。xAIはそのチップをリースし、AIチャットボット「グロック」を訓練し、支える新たな巨大データセンターに利用する計画だ。