ラスベガスの労働者は、チップ非課税政策では解決できない問題を抱えている。観光セクターの苦戦だ。米国経済の先行き不安と物価高、カナダ人旅行者の減少を受けて、ラスベガスの今年の訪問者数は低調だ。ストリップ地区や中心街にあるカジノ地区では、バーテンダーやダンサー、ブラックジャックのディーラーが、チップ収入が昨年から減少していると話す。半分以下になったケースもあるという。米連邦議会は7月、年間で最大2万5000ドル(約370万円)のチップ収入にかかる個人所得税を免除する法案を可決した。ラスベガスにとっては待望の支援で、現地の労働者は喜んでいるが、収入減は補えないと話す。
ラスベガスの観光不振、チップ労働者に打撃
観光の街の労働者はトランプ氏のチップ非課税政策では解決できない問題を抱えている
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