ドナルド・トランプ米大統領は11日、労働省労働統計局(BLS)の局長に、保守系シンクタンクのヘリテージ財団でチーフエコノミストを務めるE・J・アントニー氏を指名する予定だと明らかにした。アントニー氏は長年にわたりBLSによる雇用統計の扱いを批判してきたことで知られる。同氏はスティーブ・バノン元首席戦略官などの保守派から支持を受けていた。トランプ氏は先月、低調な雇用統計が発表された直後にBLSのエリカ・マッケンターファー局長を解任。BLSの経済データが「不正操作されている」と主張していた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)はこれまでに、アントニー氏がBLS局長候補に挙がっていると報じていた。