経営トップの座ということに関しては、米国のX世代は「忘れられた世代」という呼び名を地で行くのかもしれない。ベビーブーマー世代では、従来の退職年齢を超えて働き続ける人が増えている。彼らがバトンを渡す準備ができる頃には、ミレニアル世代がそれを受け取ろうとするだろう。こうしたことは、すでに多くの企業で起きている。株価指数のラッセル3000に採用されている企業では、最高経営責任者(CEO)の41.5%が60歳以上で、この割合は2017年の35.1%から上昇している。全米産業審議会(コンファレンスボード)とデータ分析会社ESGaugeの調査によると、同じ期間に30代・40代のCEOの割合は13.8%から15.1%に上昇した。
CEOの順番待つ米X世代、出番なく
米企業の間で、高齢の経営トップを続投させるか1世代飛ばして後継者を探す傾向が強まっている
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