「そりゃ効くわ…」と膝を打つ! 離れた客を呼び戻すデジタル時代の逆張り戦略
【“1年半無収入”からの大逆転ノウハウ】「ワインが好き」――ただそれだけの想いを胸に、安定した職を捨てた一人の男。しかし、彼を待っていたのは“1年半もの無収入”という過酷な現実だった。絶望の淵から、いかにして彼は大逆転を遂げたのか? ネットショップ経験ゼロからスタートし、3年で年商3400万円、5年で6500万円、そして今や年商7億円超のビジネスへと成長させた驚きのノウハウ。それは開業資金ゼロ・在庫ナシ、さらには週1回のパソコン作業からでも始められる限りなくリスクの低い「おウチ起業」。あなたの「好き」を「圧倒的な稼ぎ」に変える全技術を初公開した話題の書『「おウチ起業」で4畳半から7億円 ネットショップで「好き」を売ってお金を稼ぐ!』(ダイヤモンド社)から、人生を変える一歩を踏み出すための秘訣を特別にお届けする。

顧客の記憶から消える「魔の2年間」の法則
通販業界では、「お客さんが離脱して2年たつと戻ってこない」といわれます。
たしかに2年もたてば、ショップの存在自体、記憶から消し去られてしまう可能性が高いでしょう。
デジタル時代の逆張り戦略!
アナログDMという名の特効薬
2年たって忘れられてしまう前に、どうやってショップのことを思い出してもらうか。私が試してみて思った以上に効果があったのが、郵便でダイレクトメール(DM)を送ることです。
私のショップでは、「何日ぶりに買ってくださったか」というデータをとっており、1年半が最長という結果が出ています。
そのため、2年ではなく、1年半以内にお客さんになんらかのコンタクトをとって、思い出してもらうようにしています。
お客さんに接触するタイミングとしては、購入後6カ月、1年、1年半の節目に、あえて郵便でDMを出しています。
開封率・成約率アップ!
メールにはない「郵便」だけの強み
なぜ、わざわざ郵便で送るのかというと、電子メールがあたり前の時代だからこそ、郵便で届くと人の温かみを感じてもらえるからです。
また、メールボックスに届く電子メールよりも、圧倒的に数が少ないせいか、実は郵便によるDMの開封率はとても高いのです。
さらに成約率も高く、私のショップの場合、DMを送ったお客さんの5人に1人は再び購入してくれています。
暑中見舞いからチラシまで。心に響く「紙」のコミュニケーション術
また、リピート顧客にお礼をする目的と、離脱したお客さんにショップのことを思い出してもらうため、「暑中見舞い」のハガキを送ったこともあります。
暑中見舞いのハガキも思った以上に反響があり、実験的にやってみた私自身も驚きました。
通販カタログが送られてくるとき、よく同封されている紙のチラシがありますよね。実は、あのチラシも非常に効果が高いそうです。
やり過ぎは禁物! 顧客に愛されるDMの「黄金律」
「今さら郵便?」などと思いがちですが、ほかがやっていないからこそ、試してみると、思った以上に好意的に受けとってもらえるのです。
ただし、いくら効果があるからといって、しょっちゅう郵便を送ると飽きられてしまいます。
私の場合、お客さんの誕生日、暑中見舞い以外は、年末の購買意欲の高い時期に、お得な商品のお知らせを送るくらいで、年に3~4回までにとどめています。
※本稿は、『「おウチ起業」で4畳半から7億円 ネットショップで「好き」を売ってお金を稼ぐ!』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。